「小さい」の研究所 フランス カスタネ・トロザン編 〜Je ne suis pas une chèvre?〜

フランス語

Librairie de livres anciens et d'occasion du 6eme

Dinoさん、6区の古書店へ。
タイトルのd'occasionは「中古の」
sの発音は母音に挟まれ濁る。[ - z -]

https://vimeo.com/158857529/95e98aad7c

Et après , on est passé, on est tombé sur une petite libraire de ・・ vieux livres・・・ .
その後、僕たちは小さな古書店に偶然立ち寄ったんだ・・。

passer はいろいろな意味があるようで戸惑います。
「通る、過ぎ去る、過ごす、移る、越える、(試験などを)受ける・・」→「試験に合格する」はréussir à un examinなので注意!
といったもの以外にも
se passer で「起こる、行われる」
(例)Tout se passera bien. すべてうまくいくでしょう。
se passer de で「〜なしですます」
(例) Il ne peut pas se passer de vin. 彼はワインなしではいられない。

ここでは、「立ち寄る」の意味。
(例)Passez chez moi à cinq heures, j'y serai. 5時に家に寄ってください。いますから。

ちなみに名詞形はpassage。通過、移行、通路、そしてアーケードの付いた商店街もパサージュですね。

そして、解説にもあるtomber sur 「〜に偶然出会う、〜を襲う」
tomberは、「倒れる、転ぶ、落ちる、下がる、(曜日などが)〜に当たる」などなど・・・。
laisser tomberで「見捨てる、諦める」
(例)J’ai laissé tomber le tennis. テニスはやめた。
   Laisse tomber. そんなのに構うな(ほうっておけ)
使いたい表現としては、
Le jour tombe. 日が暮れる
La nuit tombe. 夜の帳(とばり)が下りる

「夜の帳が下りる頃・・・」というナレーションではじまる素敵なラジオ番組が昔ありました。(城達也さん。古っ!)

あと、こんな例文も辞書に。
Pierre est tombé malade la semaine dernière, il a la grippe.
ピエールは先週病気になった。インフルエンザにかかったんだ。

今年はインフルエンザにかかった友人がやたらと多いので使えるかも。(ピエールという友人はいないけど)

それにしてもDinoさんが何気なく言ってますが
Ça sent le ・・・le vieux papier.
「昔の紙のにおいがする」
なんて、さすがパリ。しびれますね。

もっとも、日本だと神田や神保町は負けてないかもしれませんが、
ちょっとにおいが違うかも(?)

その次に気になったのは、
Donc , ça doit être・・・
Donc , ça doit être・・・
という表現です。「つまり、これは・・・に違いないね」

そして、必ずしも確信がない場合は、ça a l’air・・
ça a l’air très vieux・・とても古いようだね、 とか
ça a l’air d’être une affiche qui représente・・・
・ ・・を表しているポスターのようだね。
こんな表現をさらっと使いたいものです。

それから,
歴史で習った「バスティーユ襲撃」がでてきました。
Prise de la Bastille

prise (発音は[priz])が気になる(prendreの過去分詞みたいな・・・????)ので調べてみると
やはりprendreの名詞形みたいですね。
「取ること、つかむところ、取り入れ口、握り方、捕えた獲物」なんて意味があるようです。
「バスティーユ奪取!」ということなんでしょう。
基本的に「取ること」から、コンセントという意味もあって(ちなみに対義語になるプラグは une fiche)
prise d'eau は「取水口」
prise de terre で「アース」

そしてナポレオンの登場。Napoléon au Conseil d'Etat (国務院のナポレオン)
conseilという単語は「助言、アドバイス」の他に「評議会、協議会」の意味があってここではこちらの意味ですね。
 conseil municipal で、「市議会」
 tenir un conseil で、「会議を開く」

ナポレオンと言えば「我輩の辞書に不可能という文字はない」という言葉が有名ですよね。調べたら、
Impossible n'est pas français.

シンプルな言葉ですね。françaisをどう訳すか。興味深いですね。
シンプルだからこそ、広がっていく、やはり名言なのでしょう。


ところで、Dinoさんが偶然見つけたという古書屋さん、オデオンの近くだとか。あのあたりにはかつてのシェークスピア&カンパニー書店  
https://shakespeareandcompany.com
もあったようです。今はサンミッシェルの方に移っていますが 、この店、入るだけで
   Combien je suis heureux !
ウッディ・アレンの映画ミッドナイトインパリ
http://www.midnightinparis.jp
にも出てましたよね。

イギリスはナポレオンにとって最後まで仇敵だっただけに、今も近くのアンヴァリッドに眠るナポレオンにとっては複雑な思いかもしれません。

いずれにしても、パリには人を幸せにしてくれる本屋さんがたくさんありそうです。


そういえば、以前シェークスピア&カンパニー書店で買った本は「Napoléon」でした。ほとんど読まないうちに紛失しましたが。
トートバッグだけ残ってます。
Librairie de livres anciens et doccasion du 6eme

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プロフィール
オザワノオ
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オザワ ノオ
下関市生まれ
コザ第三独立国横浜地区トゥールーズ出張所
jean・ma group創業者
山羊とみつばちのラララ会
「小さい」の研究所

jean・ma group:
横浜BBストリート
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青山月見ル君想フ
代官山晴れたら空に豆まいて
藤沢太陽ぬ荘スタジオ
「山羊に、聞く?」(現在代官山から放浪中)

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